大阪府和泉市のロゴデザイン事務所のブログです。会社ロゴ、ショップロゴ、商品ロゴ等各種ロゴマークを制作しております。

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前回に続き、名刺ネタです。

先月、東京への出張に向けちょうど名刺が切れてきた事もあり新しく印刷しました。増刷の度にデザインを変えてます。

今回は、これもずっとやってみたかった事である「活版印刷による名刺」にトライしました。

自分用なので失敗してもダメージはマシなので、気楽にチャレンジ出来ます。

紙は、特Aクッションと言うものにしました。コースターとかでも使われてる紙らしく、エッジも割と綺麗に出るのでベタ塗りが少しあったりする場合は良いようです。

ob_160519_001

うーん、この写真じゃ活版の特徴が良くわからないのが残念。触ってみると活版印刷特有の温かみのある凹凸感があります。

ちょっと気になったのは、「アレ、紙サンプル程は凹凸が出てないような…」と言う印象でした。以前別の印刷会社で

活版印刷で封筒を作って頂いた時も同じ感想を抱きました。ただそんな適当な仕上がりのものを納品されるわけがないので、

多分僕の中のイメージがちょっとズレてたんだろうな、と思います。お店のコースターとかのような、見たら分かるくらいクッキリと

シャープに出るかと思っていたので、実物は「触ると凹凸感が手に伝わってくる」というような優しい感じです。これはこれで良い。

ちなみに裏面は全面活版にチャレンジしました。

ob_160519_002

白の部分が「抜き」です。もしかすると裏面にドゴーーーっと活版をお願いしたために、表面の凹凸感が弱く感じるのかも知れません。

どうなんやろ、分かりませんが…

ところでこの名刺を使用して数日後、一つのミスをおかした事に気づきました。

裏面が全体的に黒な事によって、名刺入れなどのようなちょっと窮屈な入れ物にしまっておくと下の名刺に上の名刺の裏面の黒が

付着してしまうのです!あああああああああ何枚か汚れてしまってる!お客さんのでやらなくて良かった!

多分こんな事はベタ印刷をする時点で想定しておかなきゃいけないことなのでしょう、自分の経験と知識不足を強く実感しました。

次回印刷時は裏面ベタはやめて、「できるだけシャープに凹凸感を出したい」とオーダーしてみようと思います。

面倒な客かも知れませんが…

次回印刷時には、黄色の紙が出てたらいいな。(いつも黄色ベースで刷ってたのですが、今回は黄色系の紙がありませんでした)

 

ob_160514_001

昨日、うちに届いたお客様の名刺をお渡ししてきました。

うちでは初めての、コットン濃色(ミッドナイトブルー)を使用した名刺です。やはり紙が上質で印刷がキレイだとそれだけでカッコいい。

濃色の紙を使用した名刺はずっとトライしてみたい気持ちが強く、もしかしたらもう2年くらいウズウズしてた気がします。

しかし自分がやりたいからってお客様に押し付けたりするわけにもいかず、今回はロゴがシルバーのデザインになったため

名刺・封筒デザインの案の中にミッドナイトブルーのものも混ぜて提案しました。(お選び下さってホントに嬉しい。)

正直、こっちが主導権を握って「これが一番いいと思うので、やっときますね!」的な感じでクライアントを誘導するテも一つだとは思うのですが、

上質なタイプの名刺や封筒はやはりコストも少しかかるので、出来るだけちゃんとお客さんに説明して、選択肢の一つとして提示するようにしています。

今回はなるべく高額にならないよう、シルバーですがいわゆる箔ではなく特色の銀(光沢の無い銀)を片面一色刷りにする事でクォリティに対しては

安価に抑えました。紙のしっかりとした厚みと美しさ、これは実物を見た時に感激でした。カッコいい。

本当は封筒も同じ紙と印刷で揃えたかったのですが、この紙だとお客様が希望していたサイズの封筒が無かったため実現せず…

結局封筒は白に銀印刷になったのが少し心残りです。(とは言え紙はコットンなので、充分上質なものが出来上がりましたが)

今後もお客様には値段や仕上がり、デザインなど様々な条件の中で選択肢を比較頂いた上で、お互い「いいもの出来ましたね!」と喜べるようなものを

提案して行きたいです。丁寧に一つ一つ取り組んでいけば、またいつか今回のようにチャレンジ出来る機会も来るはず。