大阪府和泉市のロゴデザイン事務所のブログです。会社ロゴ、ショップロゴ、商品ロゴ等各種ロゴマークを制作しております。

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ob_160430

既に先週末ですが、東京へ出張でした。所属している協会の総会&表彰式&パーティ&二次会です。

昨年は総会のみの出席でしたが、今回は全てがっつりと出席。楽しい時間でした。

こう言った会に出ることで、大先輩方を始めたくさんの同業者さん達と知り合いお話できるのが醍醐味だと思います。

普段デザインの話しなんてなかなかする相手もいないですし、二次会どころかその後もずーっと喋ってました。

とは言えまだまだお話できなかった人もたくさんいらっしゃって、また次回は頑張って話しかけたいです。基本的にビビりで人見知りなので、かなり勇気がいるのですが… その会では皆さん大変優しくて、あまり知り合いがいなくてポツーンとなっていた僕にも明るく話しかけて下さいました。

さて、年鑑への応募、それへの入賞者への表彰などもありそういった事も他のデザイナーさん達と話していたのですが、

ともすれば○○賞みたいなので受賞する事がデザインの目的になってしまう場合があります。それは本末転倒な気もして、結果として

受賞するのは良いと思うんだけどデザインの制作の時点で審査員や例年の流れ、好みを意識して作るのはどうかと思ってました。

そんな事もあり、賞だの何だのって意味があるんだろうか価値があるんだろうかとわからない状態でしたが、

「自分のデザイナーとしての実力、センスを確認するためにトライするものでもある」

というお話を聞く事ができ、なるほどなと思いました。

受賞したりデザイナー受けするデザインが必ずしも大衆的にも受け入れられるわけではなかったりしますが、デザイン界に長く関わり

美術的な観点やセンスのある人達に審査・評価される事で、自分のレベルも分かるということです。

日々の案件の中では自分の好みだけで作ることなどほとんどなく、クライアントの好みや意向を意識したデザインを作成しています。

ただ、デザイナーとしての基礎力や実力がある上でクライアントの意向を反映させて行くのと、実力が足りず必死になってやっとそれを作るのでは

クォリティにも差があるのではないでしょうか。

そう思うと、例え同業者内だけであったとしても一定の評価を得られること自体は自分に対して自信をもっても良いんじゃないかと思えました。

それにしてもしかし、他のデザイナーさん達のデザインを見るとそのアイデアやクォリティ(完成度)に圧倒されるばかりです。

まだまだ精進あるのみ。

 

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イタリアンレストランのロゴタイプデザインです。

さて、近所にあるレストランなのですが…まだ一回も行ったことがありません。気になる。

何ともシンプルでオシャレ、洗練された感じがしますが、僕のようなオッサンとしては入るのに勇気がいります。

このロゴ、一件何もされていないただの文字のように見えますが、だからこそ洗練された品のある印象になってるのかな、と思いました。

しかもイメージが高級過ぎず多少の親しみやすさもあります。

制作しているとついつい何らかの装飾を加えたり文字のどこかに分かりやすい変化をつけたりしたくなってしまう、または

クライアント側も「何か’’デザインされた感じ’’が欲しい」という事が多いのですが、毎回それが正しいかと言うとやはりそうではないようです。

仮にこの写真のロゴに、いかにも「デザインしましたー!」みたいな装飾が加わっているとすごく幼稚になってしまい、品格が無くなってしまうと思います。

シンプルだからこそ、上品さや上質さがある。

場合によって、ある意味「(表面上の)デザインをしない事がデザイン」と言う例ではないでしょうか。

なんかこの建物の雰囲気といい、ロゴ等のデザインといい、「ちょっと入りにくいけど絶対美味いやん。勇気出したら入れなくもないやん」感、大切だと思います。