お盆休みもあと少しになってきました。
フリーランスになってからスケジュールを上手く調整するのが難しく、オンとオフの切り替えがほとんどない毎日を送っております。
今年のお盆休みも例年通り、毎日仕事をしています。もっと皆多分上手く調整し、休む時はしっかり休んだり遊んだり
してるんだろなぁ…とも思います。
さて、割と近所ですがブラブラしてる時にデリとワインのお店を発見しました。
僕みたいな芋臭いオッサンはなかなか一人で気軽に入ったりできないのですが、何ともオシャレなロゴ&看板です。
このどことなく手で書いたような文字、いいですね。味があります。
ロゴタイプの下にワインなどのシルエットが描かれているのもいいですね。分かりやすいし、絵があることで
ぐっと親しみやすい感じが出てます。
フリーランスになってからしばらくの間(今でもそうですが)あまり紙もののデザインが得意ではなく、
本に載ったりしてるようなシンプルなデザインがカッコ良く見えるので自分が提案するデザインも装飾をあまり入れない
シンプルなものが多かったように思います。
だけどAppleのような今では誰もが知っていて先進的なイメージをもっているブランドが
スッキリしたデザイン(写真等のイメージヴィジュアルとコピーだけ、みたいな…)を作るのはいいとしても、
まだあまり認知されてなくて色んな事を売り込みたい、
イメージを訴求するというよりも内容を知って欲しい、説明したい、というタイプのチラシを作る場合はそういうわけにはいきません。
最初の頃はそれが分かってなくて、表面的にとにかく文字の配置や隙間、妙味のある細かい部分のデザインを目指していたものですから
お客様によく「シンプル過ぎる」「こういうのじゃない」「こんなの自分でも作れそう」などと言われたものでした。
クライアントはやはりチラシを受け取った消費者に自社のことや商品をわかりやすく訴えたいわけで、見た目だけカッコ付けたデザインを
求めていたわけじゃないのでしょうね。アイコンや図を頑張って自分なりに作り、彩りのあるデザイン、強弱や順序のあるデザインにする事で
納得して頂けるようになりました。イメージポスターとチラシやフライヤー、パンフレットでは役割がそもそも違うので、
そこを理解してないといけなかったのと、あとは「自分はデザイン的にこっちがいいと思う」という感覚を押し付け過ぎていたのかなと思います。
難しい所ですが…
ロゴとは話しが完全に脱線してしまいましたが、看板や名刺と言ったツールに今回紹介のデザインのようにアイコン等を入れるのは
有効な手段(かつ簡単にやりやすい)と思います。
このデザインだと文字の手書き感とシルエットのカチッとした線の組み合わせがチグハグではなく逆に面白いなーと思いました。