大阪府和泉市のロゴデザイン事務所のブログです。会社ロゴ、ショップロゴ、商品ロゴ等各種ロゴマークを制作しております。

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ob_150715

事務所から車で10分程の場所にある、クリーニング屋さんのロゴデザインです。

このお店の近辺はレトロ感を残しつつ時々新しいお店がある…というようななかなか面白い場所で、

今後ちょくちょくこの界隈で見かけたロゴを紹介したいと思ってます。

さて、看板左側にあるスーパーマン的なキャラクターにどうしても目が行ってしまうのですが、

店名のタイプフェイスに着目しました。

「いつの時代だ?」と言いたくなるようなレトロ感溢れる文字です。

丸と直線、曲線を組み合わせたデザインになってますが、この線の太さと細さの強弱といい、

文字の中に入れられたテカリのような陰影といい、昭和感満載です。

今の時代、デザインを依頼されてこのような文字を作る機会はかなり少ないかも知れません。

まさに手書きをベースに作ったような文字ですね。温かみがあります。

文字をテカらせてるのはクリーニング屋さんだからでしょうか?

方眼紙に定規や雲形定規、コンパス等を使って書くのが楽しそうだな、と何となく感じた文字です。

私は企業のカチッとしたロゴを作らせて頂く機会が多いのですが、このロゴのような温かみには

少し憧れるものがあります。

 

ob_150707

 

久しぶりの更新になってしまいました。

そして今回紹介のこのロゴ!こーーーーーーーれは可愛い!ナイスです。

前回までに引き続き、これも確か阿部野キューズモールです。商業複合施設には、さすがいろんなシャレてるロゴが集まっていて

それを見て回っているだけでも楽しいです。

この店名なら、熊さんに抱きしめられているシーンを描いてしまいそうですが

ぐたーーーー・・・と横になっているポーズです。

このリラックス感。輪郭線がぶっとくてゆるーい感じがたまりません。いいなあ、コレ。

このデザインをそのまま玄関マットか何かにして家に置きたいくらいです。

熊さんの下の店舗名のロゴタイプも、ぶっとく描かれていてたまりませんね。

B、E、H、Gの横棒が通常よりかなり上の位置にあったりして、何気ないデザインのようですがユニークな味があります。

ロゴタイプを制作する際、ついついどこかの文字の色を変えたり一カ所だけわかりやすいアクセントをつけてしまったりしがちなのですが、

まずはこのロゴのように書体自体の形とシンボルマークとのバランス、調和が大事なのかなと思います。

見るからに分かりやすいデザイン的なポイントがあった方がお客さんのウケがよかったりもするのですが、

マークを少し殺してるんじゃないかなーなんて思って私は初回案では文字はあまり装飾的にはしていません。

今回のロゴのように、シンボルとのバランスや世界観を考慮してしっかりと文字が作られていると

「よく出来てるなー」なんて思ってしまいます。うーんいいなぁコレ。

 

さて、動物のイラストで思い出したのですが、無印良品の動物Tシャツをご存知でしょうか。

メダカやカニ、セミやクマさんなどいろんな動物のシリーズがあるのですが

尋常じゃないレベルの高さです。

↓コレです。

http://spotlight-media.jp/article/148800703288672288

http://www.muji.net/store/campaign/detail/C15041702

これはもう明らかにデザインしたのはただ者じゃない…なんて思っていたらやはり、

調べてみたら名のある大先輩のデザイナーさん作でした。このシリーズの動物、ホント可愛いし

全部欲しくなってしまいます。

デフォルメしてるわけでもないただのカニのイラストをこんなに心惹かれるものとして描けるとは…

私もまだまだ修行が足りんことを思い知らされる逸品です。