大阪府和泉市のロゴデザイン事務所のブログです。会社ロゴ、ショップロゴ、商品ロゴ等各種ロゴマークを制作しております。

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↑懐かしい絵が出て来ました。もう10年近く前になるかと思いますが家で気分転換に書いたものです。

リンゴ以外は割り箸ペンで描きました。当時のマイブームです…

ちなみに割り箸ペンで上記のような画像の絵を描こうと思うと、鉛筆で同じように描くよりもかなり時間がかかり

疲れます。それでも楽しかった。

 

(以下前回の備忘録の続き)

勢いで「独立したるわい!」と決めてしまったものの、当然全く仕事のない日々でした。

仕事を依頼して下さる人脈もなく、開示できるような実績すらあまりない状態。

収入もないためしばらくはアルバイトは辞めずに続けていました。

前職で営業経験のない僕は何をどうしていいのかわかりませんでした。

とりあえずお店とかどっかの会社に電話したり行ってみたらいいのか?いやしかしポートフォリオすらない。デザインの値段もわからない。

もうどうしていいか分からず、mixi(当時は今に比べ流行っていて日記を書いたりアクティブに使用している人が多かった)に

「仕事くれええええええ!」みたいに無意味に書き込んでみたり。

何かデザインの仕事はないかと検索し、今で言うランサーズ等のようなクラウドサービスを発見しました。

現在ほどはそのテのサービスの知名度もなく、依頼の数も少なかった時代です。

とりあえず登録し応募してみたところ、二つ目のコンペでご採用頂けました。

ようやく自分がデザインしたものでお金になり、喜んで頂くことも出来て嬉しかったです。

調子にのってどんどん提案するのですが、そこそこ良い評価をもらえることもありましたがやはり採用は難しく、うまくいきませんでした。

アルバイトに行き、休みの日や帰ってからの時間をとにかくコンペのロゴの作成と応募に費やす。

時々、ご採用頂けることもある。採用とは言ってもおおよそ一件3万円程の報酬です。

気づけば3ヶ月程ずーっとアルバイトかそればかりやっているようになり、クラウドサービスなんて博打みたいな要素もあって

「コレはイカン!」と何か動くことに決めました。

毎日毎日応募していたこともあり、デザインしたものの数だけはたくさんありました。

「うーむ、よくわからんけどとりあえずホームページや!」とまたも勢いで思い立ちます。

 

続く

 

 

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フリーのグラフィックデザイナーとしてからの軌跡を、自分の備忘録的な意味で少しずつ綴って行こうと思います。

年月が経つ程、記憶も薄れてしまいますので…

 

さて、今でこそフリーランスのデザイナーとして何とかやっていけてますが、

そもそも僕は独立するつもりはありませんでした。

元々京都のデザイン事務所で働いていて、将来やデザイナーとしての方向性などを色々考えた末に転職する事に。

他のデザイン事務所に転職したくていろんな事務所や代理店に面接に行きました。

リクナビとかの転職サイトも活用しました。

 

僕は京都ではかなりニッチな分野でのデザインの仕事をしていました。

職業としては一応グラフィックデザイナーとは言うものの、ポスターやチラシ、フライヤーなんて大学を卒業して以来ほとんど作った事がない。

名刺すら作った事がない、なんて状況でした。ちなみに営業もした事ありませんでした。

打ち合わせすら、行ったのは7年間で数える程です。

だけど転職希望先として向かうデザイン事務所は、当然ですがほとんどが広告や販促ツール、企画、パッケージやブランディング、

カタログ制作などをやっています。

僕は7年勤めてその当時確か27歳。27歳で経験者の中途採用となると、新卒の募集とは当然異なり

その分野でのある程度の実績や経歴、能力を有している事、つまり即戦力である事が求められます。

カタログを作ってる会社に面接に行ってるのにカタログどころか紙面のデザインをほとんどした事ない訳ですから、

受かるわけないんですねー基本的に。お断りの嵐。

書類選考だけで沈没する場合もあれば、面接までこぎ着けるものの3分くらいで終了したり、

ボロカスに言われた事もありました。

たまに内定が出そうになる事もあったのですが、条件面が折り合わず…(というか、同じデザインとは言え

その分野ではほとんど新人みたいなもんなのにまずまずの待遇を求めると言う、今思えばメチャクチャな事を考えてました)

 

仕事をしなくては収入が無い。とりあえずアルバイトを始めました。デザインとは全く関係ない仕事です。

携帯電話(当時はまだガラケーの時代でした)の契約者の情報をパソコンに入力するアルバイトでした。

ここでのアルバイトは、電話をする事が多かったため電話対応(の言葉遣い)という部分で今でも役に立ってます。

無駄な経験て無いのかも知れません。

僕は何をするにも人よりヘタクソで不器用なためミスも多かったのですが、しばらく続けて行くうちに

バイト先に友達も出来、スキルも少し向上し、元々はさほど頑張る気のなかったバイトですが

ちょっと楽しくなってました。

 

しかし自分が本当にやりたい仕事はグラフィックデザイン…カッコいいものを作りたい。デザインで誰かを喜ばせたい。

街中で、電車で、雑誌で、普段の生活の中でいろんなデザインを目にしていると、やっぱり諦め切れない。

 

バイトをしながらも転職活動をするものの、見つからない決まらない。

帰ってくる応募書類とポートフォリオ。一時間半かけて行って5分で終わる面接。

「その年齢までデザインやって来たのに、そんなもん?その経歴で何でウチに入ろうと思ったの?」

面接中からも明らかにわかる不合格の雰囲気と、むしろ「時間を無駄にした」と言いたいのが伝わってくるかのような目線、態度。

7年やってきて何の実績もない、転職する事すら出来ない。自分は向いてないのか?才能がない?悩む毎日でした。

消費されて行く時間。お金。薄れて行く自信。気力。活躍する人への妬み。嫉妬。ひがみ。

 

あーーーーーーーーもうどうせバイトで何とか収入もあるし、自分で仕事したるわい!

コネも何もないけど何とかやったるわい!!!

と突然謎の開き直りをかまし、勢いで独立開業してしまう事を決めたのでした。

 

続く