大阪府和泉市のロゴデザイン事務所のブログです。会社ロゴ、ショップロゴ、商品ロゴ等各種ロゴマークを制作しております。

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20160214

 

なんだかんだ言っている間に、2016年になっておりました。

しかも既に2月半ば。恐ろしい…

定期的にしっかりブログやコラムを更新している人は凄いなと思います。僕自身は定期的な更新が重要ではないのであまり気にしなくて良いのですが、

それにしても放置し過ぎました。継続する事の難しさ、と言うより自身の意識の低さを痛感しております。

 

さて、昨年は何とか売上は前年比100%をちょっとだけ上回りました。

前半あまり芳しくなく、ちょっと前年より下がるかな?と思っていたので安心しました。後半の巻き返しが凄かったようです。(確かに忙しかった)

売上が全てではないのですが、やはり気にしなくてはいけない事でもあります。

あと、昨年から同業者さん達と組んでいるユニットで主催して勉強会を時々行っているのですが、

少しずつ参加して下さる人も増えてきました。ありがたい事です。ちなみに来月、補助金についての勉強会を行います。

 

会社員から自営業になるとかなりいろんなものが変わるのを実感しております。

付き合う人は自分と同じようにフリーランスの人ばかりになりましたし、仕事に対する考え方とか、時間の使い方とか、より大きな将来への不安とか、

意識含め何もかもが変化ししかも充実しているのを感じてます。前述のユニットや勉強会なんてのもその一つです。

会社員時代は、交流会だのセミナーだの、聞いた事はあるのですが行ったことはなく、何かピンと来ないし

時間の無駄と言うか、「セミナーに行っている」という事実に満足しているだけじゃないの?なんて性格の悪い味方をしておりました。

実際にはセミナーや勉強会=無駄or有益と言うことではなく、無駄にするか有益にするかも自分次第なんだろうと思います。

そこで学んだ事が思いがけない形で後々役に立つ事もありますし。

ただ僕は人見知りのためああいった場で人に話しかけるのが凄く苦手でボーッとお茶飲んでる事が多く、それこそ時間の無駄かも知れません。

意識して治していかなければ…

 

この仕事は大変不安定で、やりたい人、やっている同業者はたくさんいます。これから若い人達もどんどん出てくるだろうし、クラウドソーシングのような

(発注側にとって)便利なサイトの出現や簡単にそれらしいものが作れるようなソフトの発達等、懸念すべき事は沢山あるように思います。

この仕事に携わること自体はそう難しくなくなり、しかし継続して行くことはより厳しくなる。

何も考えず目の前の仕事をただこなしているだけ、という状況だと淘汰されて行くのではないでしょうか。

僕は基本的に性根がビビリなので、そんな事をいつも考えてしまいます。

変わらずこの仕事を続けて行くために、自分自身変わって行かなきゃいけないのだと、時代の変化やいろんな事を察知し

周りの人達に感謝しながら、自身をより高い意識と人格、実力を伴った人間にチューニング(?)して行くべく

常に精進あるのみです。 (何か「精進あるのみ」って何回も書いてる気がする。)

 

何を書いているのかわけがわからなくなってしまいましたが、2016年も一歩ずつ着実に前進して行けるよう勉強あるのみです。

 

 

日本タイポグラフィ年鑑2016に、今回は4点入選致しました。うち一点はなんとベストワーク!

通知の手紙を見たとき、しばらく信じられませんでした。

案件のご依頼を下さいましたお客様、関係者の皆様、僕が応募したデザインを選んで下さった審査員の皆様、

誠にありがとうございます。

入賞したデザインは下記です。全てシンボルマーク・ロゴタイプ部門です。(それしか応募してない)

ob_151202 ob_151202 ob_151202 ob_151202

普段はいわゆる賞レースにはほぼ参加しないのですが、このタイポグラフィ年鑑だけは何となく毎年応募しています。

「賞」というものの存在や価値が今ひとつよくわからず、特に専門誌等で「●●賞をとるためにデザインしている」みたいな記述を見ると

「この人は一体誰の為にデザインしているのかな?何のためにこの仕事をしているのだろう」とよく思っていました。

なんだか、案件の課題解決やクライアントの喜びのためにデザインしているのではなく、大きな賞をとってステータスとなる事の方が

重要視しているように思えてしまい… デザインを制作している間も、「欲しい賞をとるためのデザイン」を凄く意識しているように感じていました。

とは言いつつ自分だって賞をとれたりコンペで採用になったりしたらやっぱり嬉しいのも事実です。

「ロゴデザインを自分の仕事としてやって行く!」と決めたとき、いろんなデザイナーさんのサイトやプロフィールを見ました。

本に載っている「このロゴすげー!」と感嘆したデザインの作者さんを中心にプロフィールを見てると、何故かこの業界のスゴイ人達は

皆この賞に入選している経歴があるのです。あとは、それまで自分自身のブランディングというものを全く考えてなかったので

「自分がデザインを制作させて頂く事の価値」を伝えるための客観的な指数の一つにもなるかと思いました。

「これは何かよくわからんけど自分もチャレンジせねばなるまい…」と、応募方法もよくわからないままトライを始めたのでした。

(ちなみに初めて応募した年は全て落選してけっこうショックでした)

文字の研究や造詣を深めるべく昨年僕はタイポグラフィ協会に入会し、この賞の授賞式を眺めていました。

驚くような造詣と表現のデザインの数々に「おお、よくこんなの思いつくなぁ…」と見ていたのですが、来年の授賞式で今回は逆の立場になるので不思議な気分です。

デザイナーとして僕の名前を知っている人は、元々の知人以外にはほとんどいません。大きな実績や経歴、メディア出演などが無いためです。

そんな僕が今回良い評価を頂けた事で、今まさにデザインに取り組みこれから頑張って行こうという方達にも良い意味で影響や刺激になれば

良いなと思います。また、そんな僕の応募デザインでも無名とか関係なしに真摯に審査して下さったのだとも思うので、

「よっしゃ俺もトライしたるで!」という人が増えて年鑑自体が底上げされたり活性化する事も願います。(これは協会員としての立場ですが…)

目標としていた実績を一つ(しかも思っていたよりも早く)実現する事が出来て困惑と喜びの両方の気持ちがありますが、

舞い上がらずまた一つ一つ1日1日丁寧に積み重ねて行けるよう、努力あるのみ。