今回はロゴデザインと言うよりも、普段日常の中で目にするサイン等のタイプフェイスを紹介致します。
まずはコレ↓
何てことない文字のようですが、割と好きです。
普通の丸ゴシックぽいですが、「消」の形とかけっこう面白いなーと思って見てました。
多分昔から使われてるんだろうと思うんですが、古印体とか隷書体みたいな歴史観がありますね。
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タイプフェイスと言うのかどうかアレですが…
今家の間隣の土地を分譲に工事していて、そこに置かれてるポールに書かれてました。
何かスプレーで吹き付けたみたいな感じになってます。
以前から何度か書いていますが私はステンシル系の文字が好きなので、この文字も好みです。
会社名でしょうか?
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これはもう完全に年月が経ってボロボロになってる感じですが、逆にそれが「とまれ」の文字が
溶けてるみたいになってて面白いなと思いました。デジタルで数値的にはなかなか出せない味のようなものがあります。
元々は多分もっと綺麗な線で描かれていたのだろうと思うのですが、何千人もの人に踏まれているうちに
画像のように劣化した事で、何とも歴史を感じます。
ちなみにこのサインをわざわざ道ばたで立ち止まって下を向いて撮影している僕は端から見るとかなりの不審者だったと思います。
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確か泉北の高島屋の駐車場で撮ったような…
どこの道路でも見かけるような、ありふれた文字です。しかし、どこでも簡単に再現できる必要があるからこそ
直線で作られている事による汎用性や視認性の高さ、工夫に関心があります。
こんな文字を普段「この文字のデザインは…」とか見る人は同業者以外ほとんどいないと思いますが、
どんな物でもその形になった理由やストーリーがあったりします。
何でもないような文字やデザインを見た時に、「なぜそうなったのだろう、なぜこの形なのだろう」と考える事も
デザインの力を研く訓練の一つかなと思います。
この画像の文字も簡単に作れそうな雰囲気ですが、画数の多い文字をおおよそ均一な直線で組み合わせて作る、というのも
やってみると意外と難しかったりします。(このデザインもステンシル系っぽいのでやっぱり個人的に好き)
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多分これは誰かがあまり深く考えずに作ったっぽいのですが、丸ゴシックぽい丸さと微妙に手書きみたいなガタガタした感じが
気になって撮影しました。こういうデザインは計算しては逆に作れない。
クオリティが高いとか低いとか、デザインのレベルが高いとか低いとかそういう感覚を通り越して
この何とも言えない妙味が良いなーと思いました。
街中のこういったタイプフェイスは普段からよく撮ってますし、まだまだあるのでまた紹介出来ればと思います。
普段興味のなかった方も、ちょっと気にして見て歩くときっと面白い。ハズ。