事務所から車で10分程の場所にある、クリーニング屋さんのロゴデザインです。
このお店の近辺はレトロ感を残しつつ時々新しいお店がある…というようななかなか面白い場所で、
今後ちょくちょくこの界隈で見かけたロゴを紹介したいと思ってます。
さて、看板左側にあるスーパーマン的なキャラクターにどうしても目が行ってしまうのですが、
店名のタイプフェイスに着目しました。
「いつの時代だ?」と言いたくなるようなレトロ感溢れる文字です。
丸と直線、曲線を組み合わせたデザインになってますが、この線の太さと細さの強弱といい、
文字の中に入れられたテカリのような陰影といい、昭和感満載です。
今の時代、デザインを依頼されてこのような文字を作る機会はかなり少ないかも知れません。
まさに手書きをベースに作ったような文字ですね。温かみがあります。
文字をテカらせてるのはクリーニング屋さんだからでしょうか?
方眼紙に定規や雲形定規、コンパス等を使って書くのが楽しそうだな、と何となく感じた文字です。
私は企業のカチッとしたロゴを作らせて頂く機会が多いのですが、このロゴのような温かみには
少し憧れるものがあります。